Javaに関する様々な情報をご紹介します。

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Antの利用

ここでは、EclipseからAntを利用する方法について解説します。Antは100%Javaで開発されたビルドツールです。Antの詳細はJavaの道:Ant(基本操作)を参照してください。

実行環境
  • ・WindowsXP Home Edition
  • ・JDK 1.5.0_07
  • ・Eclipse 3.2.1
  • ・Eclipse Language Pack 3.2.1
  • ・Ant 1.7.0

1. Antの設定

Eclipseには標準でAntが組み込まれています。ここでは、最新バージョンのAntをEclipseに組み込む方法について解説します。事前に最新バージョンのAntがインストールされているものとします。最新バージョンのAntを使用しない場合はこの設定をする必要はありません。

1-1. 「ウィンドウ」→「設定」を選択し、設定画面を表示します。
1-2. 「Ant」→「ランタイム」を選択し、「クラスパス」タブをクリックします。
1-3. 「Antホーム」をクリックし、Antをインストールしているフォルダ(ANT_HOME)を選択します。これで、Ant動作に必要なjarファイルが登録されます。
Eclipse_Antホーム設定
1-4. Antホーム項目を展開し、登録されたjarファイルの中から、「xercesImpl.jar」、「xml-apis.jar」を除去します。
Eclipse_Antホーム設定2
1-5. 「OK」ボタンを押し、設定を終了します。

2. Antエディタ

Eclipseには、Antのビルドファイル作成を補助するAntエディタが用意されています。Antエディタは、XMLタグの色分け、「Ctrl」+「Space」による入力補完機能などを備えています。ここでは、Antエディタを使用し、ビルドファイルを作成する手順を解説します。

2-1. 「ファイル」→「新規」→「ファイル」を選択し、新規ファイル画面を表示します。
2-2. 「親フォルダーを入力または選択」に、ビルドファイルを保存するフォルダを下のプロジェクトツリーから選択します。「ファイル名」にbuild.xmlと入力し、「終了」ボタンを押します。
Eclipse_build.xml作成
2-3. 左ペインのパッケージ・エクスプローラで作成されたbuild.xmlをダブルクリックすると、Antエディタが起動します。
2-4. Antエディタで、<target と入力し、「Ctrl」+「Space」を押すと、targetタグに設定可能な属性と、その属性の意味、必須の有無が表示されます。このような入力補完機能を使用するとマニュアルを見なくてもビルドファイルを作成することができます。
Eclipse_Antエディタ
2-5. 今回の例題では、Classesディレクトリを作成し、そこにコンパイル済みのclassファイルを保存するビルドファイルを作成します。ビルドファイル自体の解説は省略します。コンパイルされるソースファイルはあらかじめ作られているものとします。

build.xml

<?xml version="1.0" encoding="EUC-JP"?>
<project name="example" default="compile" basedir="./">

    <!-- propertyタグで変数compileを設定 -->
    <property name="compile" value="Classes"/>

    <!-- ディレクトリClassesの作成 -->
    <target name="directory">
        <mkdir dir="${compile}"/>
    </target>

    <!-- ソースファイルをコンパイル -->
    <!-- ターゲットdirectoryに依存しているため、
         ターゲットdirectoryを先に実行 -->
    <target name="compile" depends="directory">
        <javac
                    srcdir="src"
                    destdir="${compile}"
                    excludes="build.xml"
                />
    </target>

</project>

3. Antの実行

Antの実行方法について解説します。

3-1. 左ペインのパッケージ・エクスプローラーに表示されているbuild.xmlを右クリックし、「実行」→「Antビルド」を選択します。
Antが実行されます。
3-2. 実行結果が右下のコンソール画面に表示されます。正しく、Classesディレクトリが作成され、コンパイルが行われていることを確認してください。
Eclipse_Ant実行結果

7Antの利用